【婚活小説】 幻のネット婚活ガールrisa

第2話 エキサイト恋愛結婚で恋をして

risaにメッセージを送ってから3日が経った。
でもなぜか返事か来ない。
返事なんてすぐに返ってくると思った。

なぜ返事がないのだろう?

仕方がないのでボクは同じ文面でメッセージをもう一度送ることにした。
もしかしたら何かのバグで届いてなかったのかも。

そうしてさらに3日間が過ぎた。
risaからの返事はやはりない。
これはどういうことだろう。
どうしてrisaは返事をくれないのだろう。

risaのことを考えると仕事も手につかなかった。
この1週間ミスばかりしてしまう。
上司にも呼び出しをくらってしまった。

でも小言を言われているときでもボクの頭の中は、
risaのことばかり。
risaの妖精のような笑顔が忘れられないんだ。

そしてさらに3日たった。
マッチドットコムに入会してもう10日になる。
risaからの返事はいまだにない。
ボクはどうしたらいいのだろう。

ボクは毎日のようなマッチドットコムにアクセスし、
毎日のようにrisaのプロフィールページを眺めている。
risaへの想いは日に日に強まっていく。
切ない。
胸が張り裂けそうだ。

risaはもしかしたら、
すでに別の誰かと交際をスタートさせているのかもしれない。
ボクと出会うのが一足遅かったのだ。
そのせいでどこの馬の骨ともわからない男と仕方なく交際をスタートさせた。

ボクを待ちきれなかったんだね。
risa。

どうやらrisaはもう3週間以上マッチドットコムには
ログインをしてないらしい。
各自のプロフィールページには
最後にいつログインしたかが表示される。
risaはずっとログインしていないのだ。
ボクのメッセージを開いてすらいないようだ。
これでは返事など来るはずもない。

risaはきっとボクを待ちきれなくて、
仕方なく馬の骨とお試し交際中なのだろう。
だから今は一時的にマッチドットコムでの活動を休止している。
馬の骨が馬の骨でしかないことに気づいたら、
そのうちボクのもとに戻って来るだろう。

それまでの辛抱だ。
彼女を信じ、待ってあげよう。

とはいえ待つのは結構辛いものだ。
ボクは待つ時間を利用して別の婚活サイトも覗いてみることにした。
これはけして浮気とかじゃない。
間違えないでくれ。
ボクの気持ちはrisa一途さ。
ただ何かしていないと待つ時間が持たないだけなのさ。

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ボクはエキサイト恋愛結婚へ入会してみた。
本当は無料会員で済まそうと思ってけど、
エキサイト恋愛結婚はマッチドットコムとは違い、
無料のままだと写真が表示されない。
女性の写真が見たかったら有料会員にならないといけないのだ。

ぼくにとってこれは誤算だった。
おかげでマッチドットコムとエキサイト恋愛結婚のダブルで月額費を払うことに。
掛け持ちみたいな状態になちまったぜ。

しかしエキサイト恋愛結婚の月額費は3000円とリーズナブル。
マッチドットコムは4000円だ。
しかもなんだかエキサイト恋愛結婚の方がプロフィールが充実してる。
つぶやきというツイッターみたいな機能もあって楽しい。
最初からこっちを使ったら良かったかもしれない。

マッチドットコムのときと同じように、
東京の29歳以下の女性を検索した。
もちろん写真ありの人だけが対象だ。

エキサイト恋愛結婚の方が会員が少ないのか、
マッチドットコムに比べて検索にヒットする数がやや少なかった。
しかもブスばかり。
まあマッチドットコムだってブスばっかだったけど。

せっかく有料会員になったけど失敗かもしれない。
女性会員はマッチドットコムより少ないし、
ブスばかりだし。

と、
ひとりの女性のプロフィールがボクの目に飛び込んできた。
職場の休憩室。
モナリザのような微笑み。
右手にカップ。
左手で頬杖。

risaだった。

胸を締め付けるような感覚がボクを襲った。
切なくほろ苦い感触だった。
risa・・・こんなところで再会するとは。

プロフィールに書かれていることは
マッチドットコムとほぼ同じだった。
名前はrisaではなく平仮名でりさ。

ボクは運命のようなものを感じた。
やはり2人は結ばれる運命なのだと直感した。
こうしてエキサイト恋愛結婚に登録したのは、
risaがボクを呼んでいたのだろう。
私はここよと。

最後にログインした日を確認すると、
2週間前になっていた。

ボクは急いでメッセージを書き、
愛を込めて送信ボタンをポチッと押した。


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